- 「よろん」はもともと「輿論」と書いていた。「公論」のことで、広く意見を集め議論を経て形成された民衆の意見、という意味合いになる。
戦後の漢字制限で「輿」の字が使えなくなり、仕方なく「世論」と書くようになったのが混乱の元。
ちゃんと話し合った上での意見なので、形成に時間がかかるが、短時間でころころと変化しない。 - 「せろん」は「世論」と書く。世間の空気、うわさや雰囲気、といった程度の意味。
きちんと内容も分からずに、多分そんな感じというフィーリングに基づく意見に過ぎないので、即時に形成されるし、短時間であっさりと変化してしまう。
今の世論調査はこの「世論」を調査しているに過ぎない。
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